どくを食らわば

ただ思いつくままに。

自殺する前に辞めることがなぜできないのか

最近Twitterで田端さん(@tabbata)の過労死に関する発言の炎上を見ました。

自分としては賛同できる部分できない部分いろいろあったのですが、自分も過去に鬱になった経験から思うことがあったので意見を書くことにしました。

 

自殺する前に辞めろは正しいか

今回の田端さんの発言をざっくりまとめると「自殺したり過労死したりする前に、仕事辞めるなり、残業せずに帰るなりすればいい。」ということだと思います。

 

これには100%同意します。

 

命や身体より大事な仕事なんてないし、無理するぐらいなら辞めてもいい。たぶん批判している人たちもこれについては否定しないと思います。問題なのは本当にこれができるのかということです。

 

実際、自分も辞めることができずに無理して働き続けて鬱になったことがあります。自殺してしまう前に辞めることができれば一番いいですが、本当にできるのかというと疑問が残ります。 

 

なぜ辞められないのか

「なぜ辛くても辞められないのか」ということに対する自分なりの考えはこういうことじゃないかと思います。

 

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人は精神的にまいって大丈夫じゃなくなると正常な判断ができなくなります。

そしてもうとっくにダメなところまできてるのに、まだ大丈夫だと誤認してしまう。自殺や過労死までいってしまう人ってこの状態じゃないかと思います。

 

じゃあもっと早く正常な判断ができるうちに辞めればいいと思うかもしれませんが、それも難しいのです。

 

<大丈夫なとき> 正常な判断で自分は大丈夫だと思っている

<大丈夫じゃないとき> 正常な判断ができなくて自分は大丈夫だと勘違いしてしまう

 

この変化に自分ではほとんど気づけないからです。自分ではまだ大丈夫だと思っているうちに、なんかの拍子に突然心が折れます。

 

これが自分の考える、「自殺する前に辞めることができない理由」です。

 

どうすれば辞められるのか

自分では気付くこともできないし、かと言いって上司や周りの人間には判断しにくいこの状況でどうすれば心身が壊れる前に辞められるのか。

 

自分なりに考えた方法は

「自分の判断を信じずに“基準”だけで辞めるか続けるかを判断する。」というものです。

 

自分ではもうダメだということに気づけないので、自分の判断はあてにできません。なので、まだ大丈夫な始めのうちに「基準」を作ってそれに当てはまるかどうかで判断します。

基準というのは、残業が〇〇時間以内とか、休日出勤〇日以内とか、週に〇回以上死にたいと思わないとかの自分で耐えられると思える範囲を事前に決めてしまうのです。

 

ただしこれは、絶対に元気なときに決めないといけません。すでに辛いなら他人に相談しながら決めるのもいいかもしれません。

 

そして、これを超えたと思ったら自分ではまだ大丈夫だと思っていても辞めることを考えるべきです。

 

さいごに

自殺・過労死してもいいと思って働く人はいません。

自分は心理学の専門家でもなんでもないですが、この考え方によって今辛い状況にある人やこれから働く人が辛い思いをすることが少しでも少なくなればいいと思います。